東京国際映画祭10/30 14の夜
東京国際映画祭参戦2日目!
まず、1本目!!
日本映画スプラッシュ部門「14の夜」
百円の恋脚本の足立紳さんの初監督作品。
個人的に注目度が高かった。足立監督がどんな映画を撮るのか楽しみにしてたのと、内容が中2の四人組の青春話という好きな内容だったから。
ここから内容。諸説あります。
率直な感想。ほんっとに馬鹿馬鹿しい。(笑)
日本版スタンドバイミー エロ風味。みたいな映画。
冒頭から主人公が畑でエロ本を見るところから始まり、バイクで帰ってきた幼馴染のおっぱいによるところにつながる。
たしかに、中2の男子てエロいことばかり考えてたなーと思いつつ、こんなにエロいこと考えてたか??と思いつつ、くすくす笑いながら楽しめる作品。
足立監督の子供時代の頭の中を全部さらけだしたような作品。
家族環境での閉塞感。ヤンキーからの圧力。友達との遊び。
ただ、上映後の監督のQ&Aでも言っていたが、足立監督の子供時代と、今の子供の環境のズレが生じていて、そういう点でも面白みがあった。
この映画はこの映画祭で見た作品の中でも特に好きなシーンが多い作品の1つであった。
特に、門脇麦が和田正人演じる彼氏を家に連れてきたシーン。ほんとに、光石研さんが面白くて、、、終始笑っていた。最後のテレビのスイッチがついたとき、ほんとに笑いがとまらなかった。
AV女優よくしまる今日子のサイン会があるという噂話を軸に物語は進んでいく。
あのVHSが置いてあるレンタルショップでのエロVHSを誰が借りるか問題から、友達(名前忘れた。)とカーセックスを見に行った後での性癖を知っての殴られるシーン、そのあとの屋台でのガタルカナルタカからの猛ダッシュ。
バカバカしいシーンだらけだけど、どこか、愛おしくて切なくて、共感できて、そして最後のヤンキーに絡まれての最後の雄たけびからの乱闘。ほんとに素敵なシーンだらけ。
まだ盗んだバイクで走りだしたことのない14歳のかっこ悪い中学生の濃密な一晩の物語。
その翌日のすべてが終わったあとの閉塞感のある家でのかっこ悪い父親とのひそかな結託を感じるシーン。あれで終わるのは見事。あっぱれ
そして主演の犬飼君。はじめてみたけど、ほんとに演技がうまかった。
今後に期待。