湯を沸かすほどの熱い愛 初日舞台挨拶

ビッグビッグワールドを見て、余韻に浸っている中、六本木から新宿へ直行。

 

次に見るのは、中井圭さんが絶賛していて楽しみにしていた、こちら、

「湯を沸かすほどの熱い愛」初日舞台挨拶。

 

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新宿バルト9についたら、たくさんの人がエレベーターの前に。

期待が高まる。

 

上映前に舞台挨拶

素のオダギリジョーさんが面白くて、、、

「見なくても面白いって確信してたから、見なくていいかなー」って思って試写に行かなかった話が面白かった。

 

ここから内容。諸説あります。

いやーーーーー、序盤はちょっと、感動をよせにいってるかなーって思ったり思わなかったりする感じがして、どうかなーって思ったりしてたけれども、その違和感を振り払うくらいのしっかりとした脚本だと気づく。

 

最初の杉咲花さん演じる安澄のエピソードからはじまり、丁寧に伏線が張られていて、徐々にその伏線がときほどかれていくとき、本当に宮沢りえ演じる双葉の母としての愛を知り、本当に感動している自分がいた。

 

あと、ちりばめられているユーモアあふれるセリフ、挙動の数々。

オダギリジョーの頭をおたまで殴るシーンは面白かった。

 

どんどんと秘密が明らかになっていき、明らかになるごとに前を向いて生きていく家族のみんな。

 

ネタばれしたくないので言いたくないですが、見た後に、もう一度丹念に双葉の言動に注目したくなる。

 

母という存在の大きさ、愛に気づかされる素敵な一本。

 

それにしても、オダギリジョーの頼りない父親役がハマりすぎて、、、

「オーバーフェンス」での役も素敵だったが、今回のポンコツの父親の演技。

ちょっと力を抜いた感じの役がほんとにうまい。だからこそ、最後のあるみんなでの共同作業のシーンがとてつもなく素敵なシーンで、、、

 

 

とりあえず今年の邦画で一番ダークホースな映画だと思う。とてつもなく面白い。